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福島ハーメルン・プロジェクト ジョイントチームは一時保養・避難を支援します。

春休みワクワク淡路島発見キャンプ(2017.3.30-4.3)

3月30日〜4月3日まで、
淡路島で行った「ワクワク淡路島発見キャンプ」は無事終了しました。

2012年にスタートしたキャンプも、
これで10回を数えます。
参加者は22人。サポーターである私たちのチームメンバー・ボランティアの数は約41人。
総勢63人で過去最大の規模となりました。

第1回から続くキャンプのスローガンは
「ひとりのケガ人も病人も出さず、来たときよりさらに元気に、さらに喜びあふれた子どもになって帰ってもらう」です。
この私たちの願いは、今回も達成できました。

キャンプの模様をお知らせします。

□3月30日
キャンプ初日の写真は、伊丹空港に降り立った福島の子どもたち。
昼食をいただいた「賀川記念館 天国屋カフェ」での食事風景。
それとキャンプ恒例の東神戸診療所(郷地秀夫先生)での健康診断です。




□3月31日
キャンプ2日目はウエルカムパーティーの日です。
それに先立ち、午前中には淡路市在住のボランティアの方の畑にお邪魔し、極早生(ごくわせ)のタマネギを収穫させていただきました。
そのタマネギなどを使い、パーティー料理の準備をしました。
メニューは、ローストチキン・ブイヤベース・おにぎり・ビスケットケーキ(デザート)です。
デザートは、アウトドア料理人の須佐美さんの指導のもと、子どもたちそれぞれが自作しました。

須佐美さんは靴の中敷き(インソール)の創作者でもあり、オリンピック選手などのインソールも手がけておられます。
食事をすませ、「希望をかなえるために」、という題でこれまでの須佐美さんの人生を語っていただきました。

講演後、保護者・年長の子ども、年少者のグループに分かれ、福島で夢をもつことの大切さを話し合う場を持ちました。



□4月1日
キャンプは後半戦。
3日目のこの日、子どもたちは大好きな「冒険の森」で遊びました。

午前中にはキャンプ初のけん玉教室を開き、冒険の森の指導員である戎さんに、
初歩からいろいろ教えていただきました。
森で食べる昼食は「森番」である小南先生ご夫妻が作ってくださった山菜の天ぷらと、すぐ前の海で取れたヒジキのご飯です。
天ぷらの食材に選ばれたのは、タラノメ・フキノトウ・ハマダイコン・ツクシ・レンゲ・カラスノエンドウなどです。
このほかに、スギナやサクラノツボミもあり、自然が私たちに与えてくれるめぐみの多さに、改めて気づかされました。

午後は翌日(キャンプ4日目)揚げる予定の凧に、それぞれがメッセージを書き加えました。
写真に写っている「強く生きろこの空で」は、参加した母親・父親が福島の子どもたちに送ったメッセージです。心がこもっています。



□4月2日
キャンプ4日目の日曜日は快晴に恵まれました。
子どもたちは県立淡路島公園へと急ぎ、合計20枚の凧を空高く揚げました。

凧が絡み合って見える写真は、ジョイントチームメンバーが作った「希望に歩め世界の子ども」の凧と、ボランティアメンバー作の「福島に夢を!喜びを!」を宙で競わせているものです。

凧揚げ終了後、公園からスタッフの宿舎になっているログハウスに戻り、キャンプの旗作りを終えるまもなく、総合工作芸術家だるま森+えりこさんを迎えたフェアウエルパーティーがはじまりました。
子どもたちは、人形劇「だるま森の森のがっきやさん」で大笑いし、ワークショップで作った「スイカシェーカー」を使い、だるま森+えりこさんの演奏に合わせて大合奏を楽しみました。
お二人の福島への思いに満ちた優しい歌を2曲聞き、最後には全員で輪になって手をつなぎ、夢の実現への思いを込めて、全員でハグをしてフェアウエルパーティーを終えました。



□4月3日
4泊5日の春キャンプの最終日です。
子どもたちは伊丹発15時45分の便で、福島に戻ってしまいます。
残されたわずかな時間。
バスで淡路島を出た私たちは、阪急電車で池田に向いました。

そこでインスタントラーメン記念館を訪れ、「マイカップヌードルファクトリー」でのカップヌードル作りに挑戦します。
子どもたちのミッションは、カップのデザインを一新することと、トッピングの選択です。それさえやれば、特別あつらえのヌードルの誕生です。
子どもたちは大興奮で、自分の大好きな味にカスタマイズしたカップヌードルを作りました。

満足感いっぱいで、自分で作ったカップヌードルを手に、私たちは空港へ向いました。
池田から伊丹空港までは阪急電車で2駅。
そこでモノレールに乗り換え、1駅乗れば大阪(伊丹)空港駅です。

いよいよ子どもたちとお別れです。
機上の人となれば福島着は、1時間5分後の16時50分。
次に会えるときは、それぞれどんな子どもになっているのかな?



福島ハーメルン・プロジェクト 
ジョイントチーム

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